フィールド農法を通じ田畑の微生物環境を整え栄養価の高い農作物を広めることで地球の環境負荷低減、人々の健康維持改善を目指します
フィールド農法は縄文時代の中心地とされる八ヶ岳山麓のふもと実践されてきた肥料、農薬を一切使わない自然農法です。空気中に無尽蔵に存在する無機窒素を窒素肥料に変換します。
嫌気環境の根圏に届けることで、窒素固定菌が生成する循環窒素肥料を農作物に与えます。
・土壌改良剤はなさくきせつの散布→必須
・緑藻ミネラル田織の散布→必須
・植物性肥料、ボカシの使用→許可
・農薬の使用→禁止
・化学肥料の使用→禁止
・未完熟な有機肥料の使用→禁止
産業革命以降の工業化による土壌、水質汚染や、農業における農薬や化成肥料の散布、河川流出により土壌の微生物環境は大きく変わってしまいました。特に人間が生活する地上近くに生息していた好気性微生物の生態が激変したことは農業において大きい変化をもたらしました。有効な好気性微生物が激減したことにより地球で廻っていた肥料の循環、連鎖は途切れてしまいました。好気性微生物が居なくなったことで酸素が地表で消費されることなく、地中に浸透し、酸素を嫌う窒素固定菌は地中深くまで下がってしまいました。この変化により、窒素固定菌による窒素化合物製造は行われなくなってしまったのです。(窒素化合物は化成肥料の主成分の一つです)窒素固定菌の他、抗生物質を作り出す放線菌、病原菌を抑制する細菌等、植物の健康と成長をサポートする微生物も存在します。微生物構造を再生することで農作物の栽培環境は宇宙の法則に則った人間には創ることができない循環に回帰します。
人間の身体は、自然の食物連鎖と循環の中で育まれた農作物からミネラルを摂取することが不可欠ですが、現在私たちの食卓に並ぶ多くの農作物はミネラルが不足しており、そのため多くの人々が慢性的なミネラル不足に陥り、健康に悪影響を及ぼしています。田畑で育てた農作物を食べているのに地球のミネラルを摂取できないこの状況は、さながら地球に居ながら地球と断絶されているかの状況です。フィールド農法の田畑には地球の歴史そのものである緑藻の化石の粉末を散布します。緑藻は地球最初の生命体であり動植物にとって不可欠なミネラル元素をバランスよく豊富に含有しています。このミネラルを豊富に含んだ農作物を食べることは断絶されている地球との繋がりを取り戻すことです。地球が育んだ農作物を食べることで、地球の一部である人間の身体は本来の機能を取り戻します。
柿澤宏仁氏(柿澤オーガニックファーム/フィールド総合研究所代表)
1937年長野県茅野市生まれ。セイコーエプソンを定年退職し、農薬も有機肥料も使わない「生態系を乱さず環境への負荷を最小限に抑えたフィールド農法を始める。フィールド総合研究所では主に農法を研究。学者との共同妍究や求めに応じて講演なども行っている。
著書
毒を摂ってはいけないhttps://amzn.asia/d/3pUaHGq
コペルニクス的農業https://amzn.asia/d/8zbNyx3
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